おかげさまで創業48年

太陽光と蓄電池を同時設置に必要な情報を解説

太陽光と蓄電池を検討する際に自分で調べて、情報が知りたい。しかし内容が難しかったり、

内容が違ったりして、どのサイトを信用してよいかわからないですよね。

メーカーのサイトは自分たちの商品しか紹介していないので、比較しようがないです。

 

この記事では基本情報を業者に聞かなくて、解決できるような記事にしています。

記事を読んで、もっと詳しく知りたい方は「ひだかや株式会社」までお問い合わせいただければ知りたい詳細をお伝えいたします。

 

【この記事で分かること】

  • 太陽光と蓄電池の仕組み使い方
  • デメリットとメリット
  • メーカーの製品・価格比較
  • 優良店の見極め方

 

この記事を読んでいただければ、太陽光と蓄電池の基礎知識が付きますので、これから導入する際にしても失敗しにくい情報になっています。

 

太陽光と蓄電池の仕組み

太陽光と蓄電池の組み合わせはどんな仕組みなのかわかりにくいですよね。

日中どんな動き方をするのか説明していきます。

動き方には基本2つの動き方がありまして、1つ目が経済性モード、2つ目がクリーンモードになります

 

経済性モード

経済性モードとは、固定価格買取制度が終わる10年以内の使い方になります。

まず太陽光発電に関しては、発電した電気を自宅で消費し、余った電気は売っていきます。

次に蓄電池に関して電化住宅の場合は、夜の安い電気を蓄電池に充電し、太陽光発電で賄えない時間帯(朝とか夕方以降、雨天時)に安く貯めた電気を放電していきます。

そうすることで太陽光発電の効果も最大限あり、プラス蓄電池の効果も得られるというモードになります。

 

クリーンモード

クリーンモードとは、環境にやさしいという意味があり、固定価格買取制度が終わった10年以降の使い方になります。

固定価格買取制度が終われば、今まで高く買い取ってもらっていた電気が10円以下になってきます。そうなれば売電金額は微々たるものになってきます。ですから、10年以降は電気を売るより蓄電池に貯めてご家庭で使った方が電気代の削減に繋がり効果が大きくなってきます。いわゆる自給自足向けのモードになります。

 

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メリット・デメリットはあるのか?

太陽光や蓄電池にもメリットやデメリットはあります。

その中でも基本となる各3つのメリット・デメリットを紹介していきます。

 

太陽光の3つのメリット・デメリット

メリット①:電気代の削減ができる

太陽光発電の特徴はなんといっても電気代の削減です。今電気代が高騰している状況なので、電気代を削減できるのは家計にとってうれしいことです。

どんな家庭にだって電気は使っています。

いくらぐらい電気代が削減できるかはご家庭によりますが、月に約3,000円~8,000円ぐらいは電気代の削減が見込めるでしょう。お昼間に電気をたくさん使っているご家庭は効果抜群です。

 

メリット②:売電収入が得られる

太陽光発電のもう一つの特徴が売電収入です。発電した電気を使いきれなかった場合は、電気を電力会社に売ることができます。2021年度の売電単価は1kWhあたり19円で買い取ってくれます。年々売電単価は下がっていってメリットがないといわれる方もいらっしゃいますが、太陽光発電システムの費用自体も下がっていますので、まだまだ設置するタイミングとしてもチャンスです。

 

メリット③:環境にやさしい

太陽光発電は二酸化炭素の軽減に繋がるので、環境にやさしいです。

菅首相も2050年に脱炭素をかかげており、これは今の環境をもっとよくしていこうとする方針です。その中で太陽光発電もまだまだ導入を推進していますので、環境にも役立てるということに繋がってきます。

 

では次に太陽光発電のデメリットを説明していきます。

 

デメリット①:設置が向いていない家がある

住宅用の太陽光発電は屋根に設置するのが基本です。ですから屋根が小さかったり、何かの建物などの影が日中続くと設置に向いていないことになります。

なので、導入コストに対して発電量の確保ができる家以外はおすすめしません。

 

デメリット②:天候に左右される

太陽光発電の一番のデメリットと言われるのが天候に左右されることです。

太陽が出ているときにしか基本発電しないので、夜は発電しません。

電気を一番使う時間は夕方以降です。その時間帯に発電してくれればいいですが、そうはいかないのが太陽光発電です。

 

デメリット③:電気が貯めれない

太陽光発電は電気を創る自家発電機です。発電機なので電気を創るのみです。

なので、電気を貯めることができません。ですから太陽光発電で作った電気が余れば蓄えることができないので、電力会社に売ることしかできないのです。

 

蓄電池の3つのメリット・デメリット

メリット①:深夜電力の活用で電気代削減

蓄電池を導入する場合は、電力会社との契約を深夜が安く、日中が高いプランに変更することをお勧めします。

 

深夜の安い電気を蓄電地に貯めて、日中に貯めておいた電気を使うことで差額分の電気代が安くなります。

 

メリット②:災害時、停電時でも安心

蓄電池があれば、停電が起きた時に太陽光発電で作った電気を蓄電池に溜めて使うことができます。

例えば、7.4kWhの蓄電容量がフル充電の状態であれば以下の電気機器を12時間使い続けることが可能です。

※蓄電池の種類によっては、使い方が異なることがあります。

特定負荷用分電盤を設置する場合は、どの配線に電気を流すかは、蓄電池を設置する際にあらかじめ設定しておきます。

 

メリット③:太陽光発電で作った電気を貯められる

太陽光発電で余った電気を高額で買い取ってもらえる制度「固定価格買取制度」の期間は10kW未満は10年です。蓄電池があれば固定価格買取制度終了後も、電気の自家消費比率を増やすことで、電気代を大幅に削減できることができます。

 

専門用語が入ったりして分かりにくいですが、太陽光発電を設置して10年以降は高額な単価で買い取ってもらえないので、余った電気を蓄電地に貯めて使った方がお得になるという事です。

固定価格買取制度終了後の売電単価は10円以下になると想定されています。

日中の電気代は34円/kWh程度ですので、電気を売るよりも貯めて使った方が良いでしょう。

 

では次に蓄電池のデメリットを説明していきます。

 

デメリット①:貯めれる容量は決まっている

蓄電池は容量によって貯められる量、使える量は異なります。

「蓄電池」と言っても、電気を貯めれる量は無限ではございません。ポータブル式や小型製品は蓄電容量が少なく、使った分は減るので、いざ非常時に電気を使うとなれば足りない場合があります。

蓄電池には「モード設定」「放電開始時間」「残量」などの設定があります。

設定などを使いこなすことで、蓄電ライフが快適になります。

蓄電池に貯めた電気を使う際には、「使える量(残量)」を意識しながら使うことが大切になってきます。

蓄電容量を決めるのにお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

デメリット②:設置スペースが必要になる

蓄電池は屋外・屋内のどちらかに設置しますので、場所の確保が必要になります。

家庭用蓄電池の目安のサイズは、幅:約80cm、奥行:約40cm、高さ:約100cmが必要になります。また設置場所は高温や低温になりすぎず、結露しない場所が望まれます。

長く良い状態をキープするには、設置場所の事前調査もしっかり行うことをお勧めいたします。

 

デメリット③:蓄電池は徐々に劣化する

メーカーカタログ等に記載されている寿命やサイクル数はあくまで目安であるため、使用環境や使い方によっては劣化が早まる可能性があります。

リチウムイオン電池は、過充電や過放電を繰り返したり、極端に高温での環境で使用すれば劣化が早まるとも言われています。

そのため、蓄電池の寿命について確認する際は、蓄電池のご利用環境や使用頻度も考慮に入れることをお勧めします。

 

【関連記事】

太陽光発電の気になる7つのデメリット・メリット!蓄電池で補える?

 

メーカー比較について

太陽光発電と蓄電池を組み合わせ方は難しいですよね。正直、業者任せという方も多いことでしょう。

しかし、本当にその組み合わせで良いのでしょうか?業者都合になっていませんか?

ここでは太陽光発電と蓄電池の相性の良い組み合わせを説明していきます。

ポイントとしては、基本同一メーカーですが、蓄電池の対応年数やパワコンとの組み合わせも重要です。

  • シャープの場合は、シャープが良いです。また三菱や京セラとも相性が良いです。
  • パナソニックの場合は、パナソニックが良いでしょう。
  • 京セラの場合は、京セラかシャープかオムロンが良いですが、寿命や保証面を考えるとオムロンが良いでしょう。
  • 長州産業の場合は、オムロンの蓄電池一本です。相性抜群で寿命、保証面が劣りません。
  • 三菱の場合は、シャープかオムロンが良いです。三菱の蓄電池はないので、相性や寿命重視になってきます。

 

上記の太陽光メーカーの場合、単機能型蓄電池のニチコンやスマートスターも良いですが、太陽光発電のパワーコンデショナは設置した状態ですので、ゆくゆく壊れた時の費用を見ておく必要があります。これは大きなデメリットなので、できる限りハイブリッド型蓄電池をおすすめします。

 

価格はどうなっているの?

太陽光発電や家庭用蓄電池の価格って今いくらが相場か知りたい方は多いです。

相場が分からなければ、検討のしようもないですよね。

そこで2021年度に関して太陽光発電や家庭用蓄電池の価格はどうなっていくのか説明していきます。

 

太陽光発電の価格【2021年度】

太陽光発電に関しては、毎年売電単価が見直しされており、その金額に応じて太陽光発電の価格が決まってきます。

 

家庭用蓄電池の価格

家庭用蓄電池の価格は年々下がってきてはいますが、全国的の相場は上がってきています。

今までは、蓄電容量4kWhが平均でしたが、今では6kWh以上設置する方が多くなってきているのが現状です。そうなれば必然的に価格が上がりますので、相場自体も上がると言う事です。

なぜ蓄電容量が上がっていっているかと言いますと、太陽光発電のシステム容量が大きくなってきているので、その分余剰電力も多くなっていると言う事です。となれば蓄電池は余剰電力を貯めて使うことがベースなので、たくさん貯めれる蓄電容量になってきます。

 

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寿命について

太陽光発電や蓄電池にも寿命はあります。実際何年ぐらい使えるのか知っておきたいですよね。太陽光発電と蓄電池と分けて説明していきます。

 

太陽光発電の寿命

太陽光発電の寿命は、機器によって変わってきます。太陽光発電を設置する際に使用する機器は、モジュール(パネル)とパワーコンデショナと電力モニターに分かれてきます。

  • モジュールは約30年
  • パワーコンデショナは約15年
  • 電力モニターは約10年(メーカーによって15年の場合もあります。)

 

蓄電池の寿命

蓄電池の寿命は、メーカーによってまちまちですが、10年から30年とされています。

家庭用蓄電池の場合は、リチウムイオン電池になりその中でも種類があり、寿命が異なると言う事です。

例えば、シャープの場合ですとリチウムイオン電池でもリン酸鉄リチウムイオン電池になります。これはリチウムイオン電池でも一番良いと言ってもいいぐらいの電池になります。

なので、シャープの蓄電池は他のメーカーと比べても寿命が長いと言う事になってくるのです。

 

補助金

太陽光発電や蓄電池を検討したり、導入を考える際は補助金の活用も考えたい方は多いです。では2021年度に関して、国や各自治体は出ているのでしょうか?

 

国の方からの補助金の発表はまだされていません。【2021年3月23日時点】

 

各市区町村

補助金の支給条件は、都道府県や市区町村によって違います。

例えば岡山県岡山市は蓄電池の単体導入の補助金は受け付けておりません。倉敷市では、蓄電池単体の導入でも補助が受けられます。

 

岡山県内の補助金に関しては「ひだかや㈱」にてお気軽にご相談ください。

 

補助金額【岡山市】※太陽光と同時設置のみ

太陽光発電:3万円/kW(上限15万円)

蓄電池:補助対象経費の1/3(上限15万円)

HEMS:補助対象経費の1/3(上限10万円)

要するに太陽光発電とセットなので満額が40万円となります。

 

補助金額【倉敷市】

蓄電池:初期実効容量×2万円(上限8万)

満額が8万円となります。

 

このように市区町村によって金額や蓄電池システムに関わる商品に対しても

補助金がでますので、把握する必要があります。

 

太陽光発電と蓄電池の工事

太陽光発電の工事は、パネルの設置工事と電気工事が必要になります。

パネルの設置工事に関しては、屋根に設置していきますが、屋根材によって設置の仕方が変わってきます。例えば、カラーベスト(薄く軽い屋根材)では、アンカー設置といって、屋根材に穴をあけて設置する方法です。こう聞くと雨漏れが不安だったりしますよね。

しかし、今のパネル設置の金具や施工方法は、メーカーのマニュアル通り設置していれば雨漏れの心配は不要と言えるでしょう。またシャープの場合は、ダムの止水でも使用されているブチルゴムを使うので安心です。

電気工事は、太陽光発電で作った電気を家庭で使えるように配線したりする工事になります。

 

蓄電池の工事は、据付工事と電気工事が必要になります。

据付工事とは、商品を設置するための工事です。例えば、蓄電池ユニットは各メーカーによって設置する場所が異なり、屋内か屋外に設置します。屋内であれば床に固定したりして設置し、屋外であれば基礎の上に設置していきます。

なので、設置する場所によって工事内容が変わると言う事です。

また電気工事とは、商品と商品を繋ぐための配線工事になります。例えば蓄電池に電気を貯めるための配線工事や蓄電池から家に電気を送るための配線工事があります。

これも設置場所によってケーブルの長さが変わってきたり、配線のルートの確保が必要になってきます。

 

工事業者の見極めるポイント

太陽光発電や蓄電池には工事が必須になります。冷蔵庫やテレビみたいに購入したら、すぐ使えるわけではありません。

なので、金額だけではなく工事業者の品質も問われてきます。

例えば、初心者が工事するのとベテランが工事するのでは、どちらに工事してほしいでしょうか?

もちろんベテランですよね。ということは、工事の品質はもちろんのこと金額も変わってくることになります。

太陽光発電や蓄電池は長く使うものです。

ですから工事業者を選ぶ際は、どんな人がどれぐらいの経験があり、電気工事士という資格を持っているのかを見極める必要が出てきます。販売店=工事業者というわけではないので注意が必要です。

ぜひ、慎重に工事業者についても調べていきましょう。

 

まとめ

太陽光発電と蓄電池のメリット・デメリットや価格、工事について説明してきました。

太陽光発電のデメリットは、蓄電池が補ってくれることもあり、とても相性が良い商品です。

また価格自体も5年前10年前に比べれば安くなっています。

太陽光発電の大きな悩みになるパネルの設置工事でも、安心設計で金具や施工方法も進化してきていますので、安心して検討ができることでしょう。

しかし、太陽光発電や蓄電池は長く使うものです。安いから良いというわけではありません。

どんな人が工事しに来るのか販売店に聞くことも大事です。

設置して後悔しないためにも、慎重に検討していきましょう。

 

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