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今回の小水力ブログでは、弊社の小水力発電所をご紹介させていただきます。
岡山県英田郡西粟倉村にあります。弊社の発電機を使用し、売電を始めた第一号の小水力発電所です。
吉野川水系から水を引いている農業用水路に地域の方のご協力で設置の許可を頂き、水路内に除塵器、発電機、放水管を固定しています。
当初は小水力発電機の実証試験地でした。
太陽光用パワコンを流用して電力会社への系統連系実績や、
自然のゴミに対応するため除塵器の形状やゴミを付きにくくする偏向板を取り付けたり、濁流時の対策など
試行錯誤を繰り返しながら様々なことを経験しました
除塵器の形状、構造で弊社は特許を取得しています。
全面、葉っぱなどでメッシュ部分が覆われても、水の圧力に耐えれる構造となっています。
昨年の西日本豪雨により、以前の設備は岩などの濁流で押し流されてしまい
約1年ぶりの復旧工事となりました。
除塵器は以前のものより、小型にし製造コスト見直しと、ゴミの掃除し易さなど、メンテナンス作業効率を上げる為にメッシュフレームはボルト止めから、スライドさせてはめ込みできる構造に変更しました、固定に使っていたボルト、ワッシャー類を使用せず、メッシュフレームをワンタッチで取り外し、取り付けができる構造にしました。
下の画像は発電機に水を通しを稼働させた状態です。
農業用水路の水面と、河川本流の水面を有効落差
繋ぐことでサイホン効果により、プロペラを回すエネルギーを生み出します。
この時は最高出力1800W発電していました。(落差2.5m、流量約250ℓ毎秒)
農業用水路の様子
↑ 本流側の放水管の様子
↑ 看板兼、発電量表示器、
弊社のミライアクア発電システムは、非常用コンセントから
発電した電力を取り出すことも出来ます。
川の流れがあれば24時間いつでも電気が取り出せるので、停電時の携帯の充電などにも利用可能です。
平均で1.5㎾相当の発電が出ていると、年間売電収入はおよそ30万前後で、6年~7年で投資金額を回収できます。
小水力発電にご興味がある方又は、中山間地域で流量、落差の好条件な場所に設置したいが、流速を測る手段が分からないなどの質問も受け付けています。