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小水力発電は1,000kW以下の比較的小規模な設備の総称として呼ばれています。
弊社のミライアクアは小水力発電の中でも、更に小さい1.5㎾になります。
ちなみに日本で一番発電量が大きい発電用ダムは福島県の奥只見ダム(おくただみ)で出力は560MW(56万kW)になり、日本一高い重力式コンクリートダムでもあります。
↑、奥只見ダム(福島県)
厳密に定義はされていませんが、更に細分化すると100kW~1,000kWまでをミニ水力と呼び
100kW以下をマイクロ水力、1kW未満をピコ水力と区別されることもあります。
自治体や、土地改良区で小水力を計画したり、推進している場合は
100kW前後の規模の発電所を想定している場合が多い印象でした。
それよりも小規模な発電所になると、期間限定の試験設置や環境学習用に設置した例などは
あるようですが、調べた限り弊社のような定格出力1.5kWクラスで系統連系出来る
システムの設置例は殆どありませんでした。
↑2019年現在の発電所、実発電量1580W
商品PRを行う中で自治体や土地改良区で1.5kWほどの小さなクラスは想定していなかったという自治体や、土地改良区が多くHPからの問い合わせや展示会に来られた見学者の反応はこのサイズでも発電できて売電もできる商品を探していた、などの反響もありました。
大規模な土木工事を殆どしないで既設水路の中に、比較的簡単に設置できる発電機は
発電出力は小さいものの低コストで工事が出来、埋設配管などの土木工事が省けて、工期も短くなります。
ただ、自然界の中の農業用水路では、どうしても川を流れる落ち葉や石、砂、紅葉の時期の落ち葉への対策が、人力での掃除になるので、発電所の近くにユーザーが住んでいない場合は毎日の掃除が出来ない場合がでてくるとおもいます。(秋のゴミ対策が課題)
↑、写真は弊社オリジナル設計の除塵器 ※掃除はデッキブラシなどでおこなう
規模の大きな水力発電所なら電動化された除塵装置を導入できる予算に余裕があるかもしれませんが、
マイクロ水力の場合は除塵器極力簡易なスクリーンの役割なので人力での掃除になります。
そこが低コストゆえのハードルになり、個人での管理体制では掃除が追い付かない場合もあるかもしれません
水利組合や、土地改良区などの数名の組織単位で管理していくことが重要になってきます。