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太陽光発電所の定期点検の内容は?

本日の工務部ブログは矢掛町にあります。

全量売電型の太陽光発電設備の点検の様子をご紹介します。

ソーラーフロンティア製の太陽光パネル3360枚を倉庫の屋根に設置しています。

436.8kWのシステム出力となり、高圧の太陽光発電設備です。

 

 

電気事業法における「高圧」とは、50kW以上の高圧連系による大規模発電所のことを指します。

 

下の画像は接続箱です。

接続箱とは太陽光パネルで発電した直流の電気エネルギーを1つに集める機器です。

ここの設備は接続箱を14ヶ所設置しています。

各ブロックから出ている配線を1組に纏めてパワーコンディショナーへ接続します。

 

 

次に点検作業の様子です。

PVアナライザーでIVカーブを測定しています。

IVカーブとは、太陽電池が実際に作動している状態での電流(I)と電圧(V)の関係をグラフ化したものです。

このカーブの特性を計測し発電能力を把握しています。

複数の系統と相対比較する事により、異常の判定も行います。

 

 

IVカーブの図

 

 

下の画像はメガテスター(絶縁抵抗器)で各回路の絶縁抵抗を測定しています。

絶縁抵抗が低くなると漏電が発生し感電や火災等の原因にもなります。

 

太陽光パネルも1枚1枚の割れ等がないか確認しています。

 

 

それでは失礼します。