おかげさまで創業48年

災害時の非常用電源としてのメリット

最近、お客様からのお問い合わせの1つで

災害時などで停電した時の電源確保に小水力発電機を利用できませんか?

という相談を聞くことが有ります。

去年7月の西日本豪雨での洪水の影響や、同じく昨年の9月に起きた北海道地震での大規模な停電から非常時の備えとして、停電時に河川の未利用エネルギーを活用できるのではないかと考えるお客様が増えてきたのだと思います。

私も、倉敷市真備町の洪水被害の復興支援では掃除などのボランティアに参加しました、被害にあった住宅や工場では電気も水道も最初は使えない状況で、土砂で汚れた建物や机や棚を掃除する作業もインバーター発電機と高圧ジェット洗浄機、貯水タンクをセットで現場まで持って行き対応していました。

今まで簡単に利用できていた電気、水道などのインフラが急に途切れるとこんなにも不便なんだと痛感しました。

売電を目的とし採算性重視で考えてきた小水力発電機の理想的な落差と流量は

山間部の水路や砂防ダムなど設置場所がある程度、山深い地域に限られますが

非常時の電源を確保することに注目として考えると作業時の手元を照らしたり、夜間通路照明などの安全を確保する最低限の発電量であれば、一般的な河川の1m程度の落差、流量50ℓ毎秒ほどでも十分な発電が得られることは実証試験をしてきた中でデータは取れていました。

照明やスマートフォンなどの充電には、※小水力発電機の定格出力1500Wは出ていなくても

(※弊社の機種)、LED投光器なら50W~100Wほどの小規模なものからあり

スマートフォンの充電に必要な電力は一般的に11Wほどで可能です。

 

問題は、小水力発電機自体を都合よく非常用電源を必要としている現場近くに設置出来る場所があるのかと思われるかもしれませんが、先日お客様から頂いたヒントで解決できるかもしれません

豪雨での増水時など川が氾濫しないように排水用のポンプ車が出動します。

ポンプ車自体は専用の発電機を備えていて、それを動力にポンプを動かすので電源は不要です、排水作業でポンプ車のホース(放水箇所)と小水力発電機を組み合わせることで放水時のエネルギーで発電が可能かもしれません。

ポンプ車が走行して行ける範囲であれば、小水力発電機で発電した電力を照明や充電に利用できます

本来は売電収益にメリットがある小水力発電ですが視点を変えてみると

弊社のミライアクアはコンパクトなサイズで持ち運び可能なので

災害時の現場での非常用発電機として利用できる可能性もあるかもしれません

ミライアクアの詳しい内容はこちらから!