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蓄電池システムの相場が知りたい!気になる費用は?

■蓄電池の費用分布

一般的な蓄電池システムの費用は、100万円~250万円が相場だと言われています。

2020年から2年前の2018年と比べますと、費用分布の相場は上がってきております。その理由は、蓄電池そもそもの金額が高くなったとかではなく、設置する容量が大きくなってきております。

※費用分布に関しましては、様々な施工費用、機器類の撤去費用なども含んだ費用であり、各ご家庭によって必要な諸費用等で変わっていきます。

 

■蓄電池の導入にかかる3つのコスト

蓄電池付けるときにかかる費用ってなにがあるのか説明していきます。

 

①蓄電池の本体価格

蓄電池の本体の価格は、メーカーや容量、機能で大きく変わってきます。太陽光発電と単機能とハイブリッドがあり、価格も変わってきます。また停電時の特定負荷なのか全負荷なのかによっても金額は変わっていきます。

 

②設置工事

蓄電池を設置するには工事費用が不可欠です。定置型蓄電池システムの中でも屋外設置、屋内設置があり工事内容が違います。屋外設置の場合は、蓄電池の重さによって費用も変わってきます。ただ安い工事が良いとは限りませんので、長く使うためにはちゃんとした工事をしてもらいましょう。

 

③電気工事

蓄電池システムは、電気が関わってきますので電気工事が必要になります。

・蓄電池に溜める為の配線工事

・蓄電池にたまった電気を供給できるようにする配線工事

・既存の太陽光発電と接続するための工事

・モニターの配線工事

などといった電気工事が発生してきます。

標準工事として基本的には①と②と③の工事が必要になりまして、定置型蓄電池システムの場合は、本体価格は100万円~で②と③の工事は約20~30万円ほどかかると言われています。

 

■できるだけ安く蓄電池を購入するために蓄電池でも相見積もりは必須!

蓄電池システムにかかる費用は分かって頂けたかと思います。

一番の理想は良い物を設置し、良い工事をしてもらい、安く導入できることが誰もが思っていることでしょう。

ですから会社選びも大事な選択肢になってきますので、設置した後も見てもらえる優良店をお勧めします。

 

→岡山県で50年の歴史があり、太陽光発電は20年以上の実績

 

■蓄電池のラインナップを紹介

 

■卒FITとは

2020年は約20万件が「卒FIT」対象

住宅用太陽光発電を設置した家庭において、今もっとも注目されているのが「卒FIT」です。この注目の高さから卒FITに関連して「2019年問題」という名称が付けられたほど、注目されている「卒FIT」ですが、内容は正しく理解されていますでしょうか?

住宅用太陽光発電では、制度が開始した2009年から10年後の2019年11月より、ぞくぞくと買取期間終了のご家庭がでてきまして、2019年は全国で約53万件。

この状況が「2019年問題」で2019年以降は毎年卒FITを迎えるご家庭があります。

 

 

■FIT後の3つの方向性

FITが終わったらどんな方向性があるのか。

それは3つの方向性です。

 

①何もしない

今の大手電力会社に余った電気を売る選択になります。でも今の1/5程度の価格になってしまいます。

 

②相対・自由契約

大手電力会社と新電力、売電先をどちらにするか検討している人いらっしゃるとことでしょう。では新電力という選択肢で何が変わるのでしょうか?

新電力は、大手電力会社よりも高く買取単価を設定している傾向にあります。
中国電力のエリアを例にみてみましょう。

 

 

③自家消費

「蓄電池」に電気を貯める

蓄電池を導入すれば、昼間余った電気を売らずに貯めておけるし、夜間は、割安な電気を貯めておくことができるから、電気代を減らせて長期的には経済的にお得!

 

■蓄電池の種類別のコスト

エネルギー分野で利用可能な蓄電池は、NAS電池、リチウムイオン電池、鉛電池、ニッケル水素電池と4種類ありますが、家庭用蓄電池システムで使われている電池は主に、リチウムイオン電池と鉛電池になります。

 

  • リチウムイオン電池 

 

  • 鉛電池 

 

  • NAS電池

 

  • ニッケル水素電池

 

電池の相場としては、やはりリチウムイオン電池が最も高額で、鉛電池やNAS電池が低価格となっております。ただ鉛電池は寿命や重量がデメリットとなり、NAS電池に関しては大規模な設備になるので産業用扱いになります。いずれも家庭用蓄電池には向いていないことがわかります。

これからもリチウムイオン電池が家庭用蓄電池に適していることになりますが、これからも価格の問題になりそうです。

以下の表は経済産業省がまとめた資料になりますが、家庭用蓄電池の用途に限らず車載用、スマートフォンやPCなどさまざまな用途のリチウムイオン電池の価格相場になっています。

※為替や原材料費等の影響もあるため、あくまで参考目安の価格になります。

表から感じるのはリチウムイオン電池の市場ニーズは高まっていることがわかります。

ただ、注意すべきなのがここで算出している価格はリチウムイオン電池のバッテリーの本体価格です。家庭用蓄電池にはバッテリーを入れる本体やパワコンやケーブル等の構成部材が必要になってきます。

 

■主流はハイブリッド蓄電池

ハイブリッド蓄電池とは、蓄電池本体と太陽光のパワーコンディショナーがセットになった家庭用蓄電池です。通常は太陽光と蓄電池を設置すると、パワーコンディショナーが2つ必要になってしまいますが、ハイブリッド蓄電池の場合は1つで大丈夫なのです。1つのパワーコンディショナーで太陽光と蓄電池の両方をまかなうことが可能になります。

ハイブリッド蓄電池を設置することで、日常生活で使用する電気をさらに効率よく使用することができ、特に太陽光の固定価格買取制度が終了した11年目からは、ハイブリッド蓄電池の導入を検討することをお勧めします。

 

太陽光発電をすでに設置している場合、太陽光用のパワーコンディショナーを取り付けています。このパワーコンディショナーの耐用年数は基本10年~15年で、この期間に故障してしまうことが多いです。

故障すればもちろん交換が必要となりますが、この「パワーコンディショナーの交換」時期と「固定価格買取制度が終わる」時期が重なるわけです。そのため、パワーコンディショナーを交換する時期というのは、蓄電池を導入するベストなタイミングとも言えるのです。

 

■他メーカーもハイブリッド蓄電システムを導入

今は、上記のように各メーカーがハイブリッド蓄電池システムの採用をしてきています。

 

■蓄電池の価格競争

次々と各社の蓄電池が出そろってきたことにより、価格競争が始まり値段も下がってきております。

 

ただ一番の理由は、ハイブリッド蓄電池システムが出てきたことにより、太陽光販売会社が蓄電池の提案がしやすくなったことが上げられます。

 

太陽光発電を提案する際は、各メーカーの設定ソフトを使い、パネルが何枚設置できるか、いくら回路があり、どのパワーコンディショナーを使用するか等の部材出しを行います。蓄電池システムも部材出しが必要になってきます。

 

それがハイブリッド蓄電池システムになったことで、太陽光発電と蓄電池システムの部材出しが一緒にでき、販売会社の手間も減り、なおかつ価格も余計な部材が無くなったため、安くなったと言えます。

 

■蓄電池とは

蓄電池システムとは、電気を蓄えて使えることができる電池です。太陽光発電で創った電気を蓄えたり、電力会社の格安な電気を蓄えたりできます。その蓄えた電気をライフスタイルに合わせて使うことが出来ます。

また、停電になったりしても明るいお家になりますので、非常時の電源としても活躍します。

 

■蓄電池の種類とメリット

蓄電池の発電モードは「シングル発電」、「ダブル発電」と2つあります。

 

・シングル発電(押し上げ効果なし)

「シングル発電」又は「押し上げ効果なし」とも呼ばれています。

こちらが太陽光発電と蓄電池の1日の電力使用状況のイメージ図になります。

①ナイトタイム(23時~8時)

電力会社の電気を家庭で使い、蓄電池に夜間の割安な電気を蓄える。

②ファミリータイム(8時~10時、17時から23時)

蓄電池に蓄えた電力を放電し家庭内で使います。

③デイタイム(10時から17時)

太陽光発電で発電した電気を家庭内で使用し、余った電気を売電します。

 

シングル発電のメリットは買取価格そのままで、太陽光発電で補えない部分は蓄電池の電気を使用します。

 

・ダブル発電(押し上げ効果あり)

「ダブル発電」又は「押し上げ効果あり」とも呼ばれています。

こちらが太陽光発電と蓄電池の1日の電力使用状況のイメージ図になります。

①ナイトタイム(23時~8時)

電力会社の電気を家庭で使い、蓄電池に夜間の割安な電気を蓄える。

②ファミリータイム(8時~10時、17時から23時)

電力会社の電気を家庭内で使う。

③デイタイム(10時から17時)

蓄電池に蓄えた電気を優先的に使用し、太陽光発電の売電量が増える

 

ダブル発電のメリットは買取価格は安くなりますが、売電量が増えますので、日中電気を使うご家庭や太陽光発電のシステム容量が少ない方にお勧めです。

 

■蓄電池を選ぶポイントと注意点

蓄電池を選ぶときは既存の太陽光発電のメーカーがどこなのかが必要になります。それによって受けられる保証が変わってきます。

例えば太陽光発電がシャープの場合、蓄電池はシャープが良いでしょう。

それは保証がしっかりと10年又は15年受けられるからです。もし違うメーカーの蓄電池にしてしまうと蓄電池の保証は付くが、太陽光発電の保証はなくなってしまいます。

そういったリスクを伴わない選び方がポイントになってきます。

ですから費用を押さえたいからといってむやみに蓄電池を設置してしまうと何か故障があった時には有償修理になってしますこともあり、結局費用が高くついたケースもありますので、注意が必要です。

 

■自治体からの蓄電地システムの補助金は出るの?

令和2度(2020年度)は、各都道府県や市区町村で補助金が設定されていますので、検討中の方は各自治体にご確認いただくか、ひだかや株式会社にお問い合わせください。

 

■自治体からの蓄電池の補助金は太陽光が必須?

補助金の支給条件は、都道府県や市区町村によって違います。

例えば岡山県岡山市は蓄電池の単体導入の補助金は受け付けておりません。倉敷市では、蓄電池単体の導入でも補助が受けられます。

 

補助金額【岡山市】※太陽光と同時設置のみ

蓄電池:補助対象経費の1/3(上限15万円)

HEMS:補助対象経費の1/3(上限10万円)

要するに満額が25万円となります。

 

補助金額【倉敷市】

蓄電池:初期実効容量×2万円(上限8万)

要するに満額が8万円となります。

 

このように市区町村によって金額や蓄電池システムに関わる商品に対しても

補助金がでますので、把握する必要があります。

 

■蓄電池の導入時期はいつがベスト?

検討中の方は、補助金があるうちに購入されるのがベストです。国の補助金はないですが、地方自治体の補助金が出ているうちに導入されるので賢明でしょう。地方自治体の補助金は宣伝がございませんので、知らない方が多いです。ひだかや株式会社では、ご相談いただけましたら、各市区町村の補助金の案内もできますので、お気軽にご相談ください。

 

■蓄電池+αで知っとこ!

【スマートメーターの活用により実現されるサービス】

電力会社にとって、遠隔検針や遠隔開閉による業務効率化、そして需要パターンの詳細(時間ごと)が把握できるため、新たな料金メニューの検討に活用できるのがメリットであります。またユーザーに対しても次のようなサービスが提供されます。

 

・Aルートによる見える化

「スマートメーターと電力会社をつなぐ」ネットワークです。使用者の電力使用量をきめ細かくチェックすることで、地域全体のエネルギー需要を把握し、使用者の使い方に応じた電気料金メニュー開発への活用を目指します。

 

・Bルートによる見える化

「スマートメーターと建物内の機器をつなぐ」ネットワークです。エネルギー管理システム(EMS)によって、電力使用量・CO2削減量・電気料金などの「見える化」や、機器の制御が行えます。管理する対象によって、住宅向け「HEMS(ヘムス)」、商用ビル向け「BEMS(ベムス)」、工場向け「FEMS(フェムス)」などがあります。
現在はBルートの普及に向けて、情報連携のための標準インターフェースの整理が進んでいます。