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小水力発電の7つのメリットと4つのデメリットをわかりやすく解説

水力発電というと、ダムのように大量の水が必要で大掛かりな設備が必要と思われている人が多いようですが、

今回ご説明する小水力発電はわずかな水の流れと落差があれば発電できる発電方法です。

手軽に設備を設置できてコストも太陽光発電を導入するよりも安価です。

川や用水路のような水の流れでも発電できるポイントがある可能性があります。

道路の側溝に流れている水でも発電できる場所はあるので、

まさに電飾の地産地消にはうってつけのシステムです。

またビルのオーナーや排水の多い工場を経営している方も小水力発電に

興味を持っている方がたくさんいらっしゃい

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この記事では、小水力発電のメリットとデメリットを解説します。

・小水力発電のメリット

ある程度の流水があればどこでも発電できる

最もわかりやすい例が「水車」です。

規模の大小はありますが、流水のあるところならどこでも設置できて、

水の流れを止めることもないので、川や用水路、工場の排水など本来の目的を妨げることがありません。

・太陽光発電や風力発電と比べて、天候に左右されにくい

曇りや雨の日に発電できない太陽光発電や、風が吹いていなければ発電できない風力発電と異なり、

水の流れがあれば発電できる小水力発電は天候の影響を受けにくいというメリットがあります。

・大型の水力発電のように自然破壊につながらない

ダムや貯水池を作る一般的な水力発電では河川をせき止めるため、顆粒の自然環境に大きな影響を与えます。

しかし小水力では水の流れを止めずに発電ができるため、

自然環境に与える影響が軽微です。

・発電時に二酸化炭素が発生しない

火力発電と違って燃料というものが存在しないので、

二酸化炭素を発生させないクリーンエネルギーです。

・発電時の燃料費がかからない

もともとそこに流れている水を有効利用するので、

いわば無から有を生み出せるのが小水力発電といえるでしょう。

・設備利用率が約60%と高い

太陽光発電の設備利用率が最高でも約21%なのに対して、

小水力発電の設備利用率は圧倒的に高くなっています。

・売電収入を得られる

小水力発電を導入する際の理由の多くが売電収入です。

今まで利用されていなかった「水の流れ」という資源をお金に換えられるのは

小水力発電の大きな魅力ですね。

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  • 小水力発電のデメリット

メリットがあればデメリットもあります。

次に小水力発電のデメリットも見ておきましょう。

・法的手続きが煩雑

太陽光や風力の利用と違い、水の利用については利害関係がつきまとうため法的手続きが面倒です。

・フィルターの清掃などメンテナンスが必要

太陽光であれば、一度設置すれば1年に1回くらい点検するだけで、ほぼメンテナンスフリーといえますが、

小水力発電の場合、川の流れを利用すると落ち葉やごみをフィルターでろ過するので、

そのフィルターのメンテナンスが必要になります。

・流水がない場所(落差がない場所)では発電できない

水があっても湖のように水の流れがないところでは小水力発電はできません。

・水利権や河川法などの問題をクリアしなければならない

小水力発電のデメリットというよりクリアしなければならない問題としてあげられるのが水利権の問題です。

小水力は発電施設の設置地点が限られ、水量や落差がなければ発電できないからです。

理想的な場所を確保しようとすればするほど、場合によっては

水利権(水の利用に関する利害)の問題に悩まされることがあります。

小水力発電には上記のようなメリット・デメリットがあります。

名前が「小水力」なので、水力発電の小型版と思われる方が多いのですが、

小水力発電と水力発電はまったく異なる技術です。

今現在のエネルギー事情を見ると

・原子力発電所の新設は難しい状況で、既存の原子力発電所も今後の稼働が未知数

・火力発電は温室効果ガスを排出し地球温暖化の原因になり、発電のためには化石燃料の輸入が必要

・太陽光発電や風力発電は天候任せの部分がありベースロード電源としては不安が残る

上記のようなエネルギー事情を考えると、小水力発電を含めた水力発電全般は、

今後その価値が見直されるのではないでしょうか。